当時働いていた飲食店がつぶれてしまい、給料をあてにして使っていたカードやパソコンのローンを払うために貯金を切り崩しながら仕事を探していました。
やっと条件に合う仕事が見つかり、とりあえず半年間のバイトの後に正社員にという話に落ち着いたので安心していました。
その直後、足をひねってひどく痛めてしまいました。捻挫かと思い病院にいったら足首の靭帯が伸びて骨にもヒビがはいっていました。
怪我の痛みよりも、お金のことが心配で気が気ではありませんでした。
もちろん新しいバイトにも行けず、急ぎで人を探していた会社からは「今回は別の人を探します」と。当然ですが見放されたような気になりました。
実家を頼ればよかったんですが、仕事がないなら帰ってこいと言われるのも嫌なのと心配をかけたくないのとで怪我をしたことさえ連絡しませんでした。
ギプスをした状態でスーパーに買い物に行くことも出来ず、長時間台所にたてない間はコンビニ弁当を買うため食費がはねあがり大変苦しかったです。
やっと台所に少し立てるようになってからもお米中心の生活。実家から送られてきたお米なのでこれはタダです。レトルトのカレーを半分に分けて出汁でといて片栗粉を入れてかさまししたり、サバ缶も半分にして。とにかく何でも一回で使い切らないようにしていました。
買いだめしてあったパスタにお茶漬けの素や粉末のコーンスープをかなり濃い目に溶くとコーンシチューのようになるのでそれをあえたりして凌ぎました。
とうとう通院にかかるお金もなくなり、財布の中には二千円ないくらい。どうにかできないか考えていたら結構売れるものがあることに気が付きました。
ネットで調べたら出張買い取りというのがあったので遠くまでいけない私はこれしかないと思いお願いしました。
とにかくお金が必要だったのでブランド以外の家電買い取りも出来るところに来てもらいました。
背伸びして買ったブランドバッグや使わないDVDプレイヤー、プレイステーション漫画等生活に必要ないものを全部引き取ってもらいました。
ハイブランドじゃなくてもいいとのことだったので古着もひきとってもらいました。全部で5、6万だったと思いますが心強かったです。
あとは学生時代からこつこつやっていたポイントサイトのポイントが1万円分あったので換金しました。
ギプスが取れてもまだテーピングである程度固定して立ち仕事はできないのでテレアポのバイトをしました。ちょっと強引なソーラー販売のアポ取りで気は進みませんでしたが、
時給も高額で週単位でお給料がもらえるのでローンや家賃もバイトとリサイクルショップとポイントでなんとか払いました。
2〜3か月はテレアポのバイトで生活をたてなおしながら新しい仕事を見つけてなんとか切り抜けました。
多分人生で一番どっかからお金ふってこないかなとか忘れてる通帳ないかなとか何とかお金つくりたいっていうのを考えた時期だと思います。(26歳・女性)